小関勲先生に学ぶ(韓氏意拳&ヒモトレ)

先日、広島の「YASUTAバランスからだ塾」にて行われた小関勲バランストレーナーによる、初日の韓氏意拳と2日目ヒモトレ講習会の午前午後の2部に参加した。2日間通してすべての講座に参加したのは私だけだったようだ。今考えればこれが良かった!何が良かったのかというと、2日間講師の小関先生とは寝るとき以外ずっと一緒だったからである。人に学ぶとはこうしなければならない。お会いする前から尊敬の念は抱いていたが、実際にお会いして、益々それは強いものになった。「ヒモトレ」の発案ということでどれだけの人が、喜び、痛みから解放され、生きる気力がでてきたかを考えると、私は本当に頭が下がる思いだった。鍵山秀三郎師からは「人の喜ぶことをしなさい」と教えられている。それをまさにさりげなく体現されている小関先生に尊敬と感謝の気持ちがずっとあった。

初日の韓氏意拳の講習も私の望む指導法で、本当にしっくりきた。初経験であったが、聞くと指導教官によってかなり指導の仕方が違うらしい。ちなみに韓氏意拳というのは、韓氏(韓という人の名)の意(人に内在する意という概念、意欲、意志等)の拳(武術)という意味らしい。書物でしか読んだことがなかったので楽しみにしていた。小関先生の発する「まだ始まっていませんよ」「今を味わって」「手の行きたいように」「道ができる」等のことばが腑に落ちるのだ。久しぶりに自分と向き合い、自分を観察することができた。そしてそれが今も気持ちがいい。哲学が見えたような気がした。
2日目のヒモトレ講座も小関講師。前日の韓氏意拳の流れがあるので、貫いている概念は同じものが見える。目に見えるヒモとそれに従う見えない意(身体)が合致をみたときにいちいち感嘆の声を上げた。私は両手が後ろから一周した(驚)。怖くない!面白い!

人間は生まれた時点ですべて完璧である。赤ちゃんはどの子も輝いて見えるのだ。生きていくうちに打算で考え始め、身体とともに歪んでいく。本当に多くのことを学ばせていただいた。この時期にお会いできたことに感謝!

小関先生がホテルの部屋にかばんを忘れてロビーに降りてこられたり、預けていない部屋の鍵をフロントにもらおうとされたりしたということは内緒にしておきます。(笑)(まだありますけど・・・)
そして私は終了後、生まれて初めて目的駅に到着しない新幹線に乗ることが出来ました(笑)

韓氏意拳恐るべし!

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コメント: 2
  • #1

    あだち すすむ (土曜日, 29 4月 2017 18:45)

    失敗談も自慢話にできる変わり者。金光教祖「変人になれ、変人とは優いことぞ」の教えがありました。夫婦で縛りあう変態にお気をつけください。

  • #2

    藤野 (土曜日, 29 4月 2017 23:51)

    あだち 様
    コメントありがとうございます。鍵山相談役にも「稀有な人」になるように後押しされています。
    人と人は縛ると窮屈になり、結ぶと縁が拡がり、何かが生まれるようになっています。そのことをヒモが教えてくれます。ありがたいことです。