9月〈常会〉

風が気持ちよく、秋を思わせる天候の中、午前中は横瀬八幡宮お掃除、午後は数樂の会にお集まりいただきました。

冒頭、台風のお話しから。新型コロナウィルスのこと、ウンカによる稲作被害のこと、避けられない災難の中でどう生きていくのか?

今回は、「唾面自乾(だめんじかん)」(日めくりカレンダー)「楽しみは後に」「三つの幸せ」「本当の幸せ」(『鍵山秀三郎 一日一話』(PHP研究所))より抜粋してお話ししました。

特に「本当の幸せ」は北御門二郎先生は、「飽きない」「なくならない」「色褪せない」ものだとおっしゃっています。

例えばお掃除。

参加者の中で25年(四半世紀)いまだに現在進行形でお掃除をされていらっしゃる方に「なぜ続けられるのですか?」と質問致しました。

鍵山掃除は、

工夫をし続けられるようになっているので「飽きません」。

また、ホコリや落ち葉は、掃いても掃いても「なくなりません」。

そして、本物だからこそ、いつの時代になっても「色褪せません」。

お掃除をすること自体が「幸せ」なのかもしれないと共有致しました。

 

第二部は『古事記(稲羽の素兎)』。

なぜ、先行の八十神の言うことを聞いたら傷がひどくなり、大国主命の言うことを聞いたら癒えたのか?

水門(みなと)に「みそぎ」させたのはなぜか?

よくなったとは言わず「本に戻る」と言うのはなぜか?

本に戻った途端「菟神」になったのはなぜか?

「稲羽の白兎」ではなく「稲羽の素兎」の表記は何を意味するのか?

そんなお話しを致しました。

正解はありません。「問うこと」の大切さを学んでいただきます。そのとき、そしてこの後、各々中に何が浮かぶのか?

それこそが「活きる学び」だと思います。

ご参加ありがとうございました!

 

次回は10月11日です。